チャンピオン争いついにピリオドが打たれる Rd.18
予選結果
1st Kushizashi Mitarashi
2nd Chips Choco
3rd Yuttari Mattari
4th J7W1 Shinden
5th Raido Masa
6th Empire Gibfen
7th Biltz Tomo
8th Hachikuzi Suzu
9th WZ LY
10th Flower Kiku
11th Zurutare SOQ
12th Super Chimaki
13th Channel SHINJI
14th GP Paasii
15th Aimarl Unagi
16th Teisyoku Ebihurya
17th Schwarz Taka
18th NR Nitroid
19th Rio Haryanto
20th Gid Kisuke
21th Sindou Ayumu
大一番をついに迎えた今回のレース。場合によってはチャンピオンが決まるだけにいつも以上の緊張感が各ドライバー、チームから感じ取ることのできるような雰囲気を醸し出していた。予選はレッドブル勢が好調で最初のアタックでワンツーを築く。しかしそこにまったをかけたのが現在ポイントランキング3位とチャンピオン争い真っ只中のK.Mitarashi(メルセデス)だった。チームメイトでありランキング2位のR.Masa(メルセデス)がレッドブルのタイムを更新出来ず苦しむ中、チームメイトに力の差を見せつけるがごとくトップタイムをマークした。ランキング現在トップのY.Mattari(フェラーリ)も最後の最後にタイム更新を狙いアタックするが届かず、K.Mitarashiが執念のPPを獲得した。
決勝結果
1st Biltz Tomo
2nd Yuttari Mattari
3rd Kushizashi Mitarashi
4th J7W1 Shinden
5th Chips Choco
6th WZ LY
7th Flower Kiku
8th Zurutare SOQ
9th Aimarl Unagi
10th Schwarz Taka
11th Teisyoku Ebihurya
12th Gid Kisuke
13th Rio Haryanto
14th NR Nitroid(Retired:17LAP)
15th GP Paasii(Retired:17LAP)
16th Super Chimaki(Retired:9LAP)
17th Sindou Ayumu(Retired:9LAP)
18th Empire Gibfen(Retired:8LAP)
19th Channel SHINJI(Retired:8LAP)
20th Hachikuzi Suzu(Retired:1LAP)
21th Raido Masa(Retired:1LAP)
決勝は荒れに荒れる結果となってしまった。スタートでK.Mitarashi(メルセデス)、J.Shinden(レッドブル)、Y.Mattari(フェラーリ)らがいいスタートを決めてトップ争いを白熱させていく中、5番手スタートのR.Masa(メルセデス)がチャンピオン争いのプレッシャーからかスタートに失敗し7位に転落。順位挽回を狙うが2周目の1コーナーで有り得ないようなことが起こってしまう。H.Suzu(ウィリアムズ)がR.Masaに追突するかたちで両者リタイアしてしまったのである。これによりチャンピオン争いからR.Masaは脱落、Y.Mattariを助けるようなかたちになってしまう。さらに他にも接触事故が多発。僅かにチャンピオン獲得に可能性を残していたE.Gibfen(トロロッソ)がC.SHINJI(フェラーリ)に追突されこちらもチャンピオン争いから脱落することになってしまう。このような事が起きに起きたことにより最終的に完走台数は13台のサバイバルレースとなった。これによりランキングトップのY.Mattariがここでチャンピオンを決定させるための条件は「3位以上でK.Mitarashiの前でチェッカーを受けること。」と条件が変わることとなった。そのようなレース展開の中、4番手を走行していたB.Tomo(トロロッソ)がトップ争いをしている3台のマシンに追いつき四つ巴となっていく。この争いの中でY.Mattariがタイヤの消耗からかハーフスピンを2度、スピンを1度喫し順位を落としてしまう。これにより三つ巴になるかに思われた。
事実、Y.Mattariはスピンの際9sも差をつけられていた。そしてB.TomoがK.MitarashiとJ.Shindenを交わしトップに浮上し素晴らしい走りを見せ自身初、今季11人目の優勝を果たすこととなった。残り3周辺りからこのような優勝をかけた激しいバトルを3台が繰り広げていたためY.Mattariが猛烈な追い上げを見せ遂に追いつくと、ファイナルラップでK.MitarashiとJ.Shindenが争っている隙をついて2台をまとめて抜き去りチャンピオン決定条件を満たす2位に浮上する。阻止すべくK.Mitarashiも必死に追いすがるも振り切って見事、見事な自身今季6度目、今季10回目の表彰台と2016年シーズンのドライバーズチャンピオンを獲得した。なお、コンストラクターズの方はまだ決定しておらず、メルセデス359Pvsフェラーリ323Pの36P差で最終戦を迎えることとなった。このような事があった裏では地元ハースがRd.3中国GP以来の、マクラーレンが2戦連続、レッドブルが久々となるダブル入賞を果たしていた。
そしてレース後チャンピオンのY.Mattariのフェラーリのマシンがドーナツターンを披露し周囲を盛り上がらせた。
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チャンピオン決定後のYuttari Mattari(フェラーリ)のインタビュー
「メルセデスから移籍してきてチャンピオン争いを制することが指名だと思っていたからそれが果たせて本当にほっとしたし嬉しかったよ。だけど本当は嬉しいだけじゃ言い表すことの出来ない思いがありすぎて説明することが出来ないね。
シーズン的に考えると序盤のメルセデスの時期は苦しい戦いが続いて、入賞圏外を4度にわたり経験し本当に悔しかった。だけどメルセデス最後のレースとなったRd.10のオーストリアGPでの優勝で流れが私に傾いたと思う。そこからここまで入賞し続けていたし、優勝含め6連続表彰台も経験したしね。コンスタントに多くのポイントを取り続けたことが1番の勝因だったと今思えばそう感じるね。そしてイタリアGPで2位になった時に『フェラーリ移籍は間違えじゃなかった』と確信をもつことができたよ。僕の弱点は2戦で最終ラップの最終コーナーで交わされたりすることだけど今回はそれは出なかったから良かったよ。
今回のレースはチームメイトは残念な結果になってはしまったけど私自身はR.Masaドライバーのリタイアで気持ちは楽になったよ。だけどスピンなどを喫してタイムをロスし順位も落とした時には焦ったけど逆に吹っ切れて、チームのみんなからのゲキもあってプッシュし続けることが出来たと思うしこういう結果にも繋がったんじゃないかなと思うよ。
長くなったけど最後にチーム関係者含めて自分を支えてくれた全ての人たちに感謝の気持ちでいっぱいだよ。本当にありがとう。コンストラクターズチャンピオンの可能性は低いけど0じゃないからダブルタイトル目指して気を改めて引き締めて頑張って行きたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします。」
チャンピオン争いをしたが、惜しくも敗れたRaido Masa(メルセデス)のインタビュー
「ひと言、言わせてもらいますと非常に惜しかったなと思います!
あの1コーナーの事故がなければ……まだまだチャンピオン争いはしていたと思いますね。
また、レースの神様が私の方に降りてこなかったのかもしれませんね。この2016シーズンの初戦はチャンピオンになれるかどうか少し不安を持っていましたが、中盤戦から一気にチャンピオンになれる可能性が出てきて自信がつきましたね! このアメリカGPまで、私とチャンピオン争いをしてくれたゆったりさん、みたらしさん、その他の方々本当にありがとうございます!
そして、最終戦みなさんがリタイヤがなく完走できることを願って私は走っていきたいと思います!」
まったり新聞社
DNOCモータースポーツ広報部
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