rFactor 一風変わったフレンド戦2016 DNOC Formula One Championship 振り返りまとめ


序盤から終盤にかけて勢力図が毎回変化したことで混戦模様となりチャンピオン争いが面白くなったのだろうと考えられる。

序盤はマノーが、中盤以降はメルセデスとフェラーリが勢力図の筆頭格という位置付けとなっていた。もっと細かく言うと高速サーキットのモンツァやバクーなどではウィリアムズが、テクニカルなコースのモンテカルロやハンガロリンクなどではレッドブルが強さを見せつけた。このように毎回優勝候補が変わり得意不得意が明確に分かれていたことが悪くいえば他者を引き離せなかった要因であり、良くいえば終盤までタイトル争いがもつれた原因でもある。 そしてチャンピオンをとったY.Mattari(フェラーリ)とメルセデスに着目してみる。

まずはドライバーズチャンピオンを獲得したY.Mattariから見ていくと優勝回数がW.LY(ウィリアムズ)と並びトップとなる3勝を挙げているがチャンピオンをとった要因はそこではない。同じく3勝したランキング5位で127Pを獲得したW.LYと比較してみるとノーポイントの数がW.LYが8回に対してY.Mattariは4回と少ないことがわかる。さらに他のドライバーと比較しても極めて多いのが表彰台の登上回数である。Rd.10オーストリアからRd.15シンガポールGPの6戦連続表彰台含め1位3回、2位6回、3位2回の計11回表彰台に登っている。この安定感がチャンピオン獲得の秘訣となったのであろう。 コンストラクターズチャンピオンに輝いたメルセデス勢に目を向けるとやはりダブルでポイントを取った回数が多いこと挙げられるだろう。

ランキング2位のフェラーリを見てみると後半戦は特にだがY.Mattariなどがポイントを獲得し続ける傍らでC.SHINJI(フェラーリ)がポイントをとれないレースが結構あった。しかしメルセデスは上位フィニッシュだけでなくコンスタントに両ドライバーがポイントを獲得し続け、ダブル表彰台も幾度となく達成するなど文句のつけようのない活躍ぶりを見せていた。もっと言えば両ドライバーがチャンピオン争いに食いこんでいるのが最も大きく重要な要因だったのだろう。 これらの要因をみると、どちらのチャンピオン争いでもチャンピョン獲得のためには勝つことはもちろん大切であり、最良の結果だが着実にポイントを重ねる安定面はもっと重要なことだということがよく分かる。どれだけ勝てなかった時に被害を食い止めることが出来るのか、これが最もランキング争いを左右する上では考えるべきことであり、自分の考える実現可能なことの中で最高の結果を見出しそれを実行出来るかどうかで全ては変わっていくことだろう。

来シーズンこれらを最も満たしたドライバー、チームがチャンピオンになれるはずだ。F12017年も目が離せない。


まったり新聞社

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