ポールトゥウィンで逆転にかける Rd.17

残り3戦となり、必ずどちらのタイトル争いも誰かがどちらかが獲得に王手をかけることになる重要な1戦となった今回のレース。予選はメルセデス勢が揃って好タイムをたたき出しフロントローに並ぶ。C.SHINJI(フェラーリ)がこれを阻止すべく挑んだが僅かに届かなかった。しかしもう1台のフェラーリで現在ランキングトップのY.Mattari(フェラーリ)が何とか2番手タイムを出してK.Mitarashi(メルセデス)の前になんとか入る。しかしトップのR.Masa(メルセデス)のタイムは塗り替える事が出来ず見事R.MasaがPPを獲得した。

決勝は1コーナーで混乱が起き、順位が激しく変動する中トップのR.Masa(メルセデス)と2番手のY.Mattari(フェラーリ)の2人だけは後続を突き放していき一騎打ちとなっていく。そんな中後方でアクシデントが発生し、J.Shinden(レッドブル)を中心に大クラッシュが発生してしまう。幸いリタイアはなかったがフロントウイングを壊してしまうマシンが多数出てしまう。この件に対してFIAは後にJ.Shindenに対して+5sのペナルティを課せられることとなる。さらにC.SHINJI(フェラーリ)がスタジアムセクションでスピンを喫し順位を大きく下げてしまう。そんな中R.MasaとY.Mattariの優勝争いは抜きつ抜かれつの見応えタップリの攻防が繰り広げられていた。しかしそのトップ争いもさることながら3番手以降でもK.MitarashiやC.SHINJI、F.Kiku(マクラーレン)、ウィリアムズ勢、トロロッソ勢、レッドブル勢らの激しいバトルが展開される。そしてレースは大詰め、最終ラップを迎える。Y.Mattariは最高速で勝るフェラーリの利点を生かしてストーレートエンドで仕掛けようとするが、加速力で勝るメルセデスを操るR.Masaを抜くことが出来ず、R.MasaがRd.11イギリスGP以来となる自身2度目の優勝をポールトゥウィンで締めくくることとなった。そして後方ではF.KikuがC.Choco(レッドブル)を押し出してしまいC.Chocoがコースオフしてしまう。そしてC.Chocoがコースに復帰しようとした際に運悪く後方から来たZ.SOQ(マクラーレン)を次は押し出してしまい、FIAがこの件に関してF.KikuとC.Chocoに対して+3sペナルティを課すこととなった。これにより10番手フィニッシュとなっていたS.Chimaki(フォースインディア)がF.Kikuのペナルティにより9位に繰り上がり入賞、2Pを獲得することとなった。

この結果によりドライバーズチャンピオンシップではY.Mattari(フェラーリ)が、コンストラクターズチャンピオンシップではメルセデスがタイトル獲得に王手をかけることとなった。

まったり新聞社

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